長きに渡り地域医療を牽引してきた既存クリニックにおいて、入院病棟・リハビリ・検診の機能を付加するために、開業50周年を記念して増設された建物です。
｢地域住民の健康支援を旨とする｣という理念を具現化させるために、単なる機能付加に留まるのではなく、地域に根付いたクリニックとしての価値を創出することを考えました。
内部空間は、｢くつろぎ｣｢やすらぎ｣｢つどい｣をテーマとして、やわらかな光が降り注ぐ健康空間の確保とともに、堀コタツのあるラウンジや自動演奏を奏でるピアノがあるラウンジをしつらえました。
外部については、大子町の広大な自然に内包されるようなシンプルなデザインを心掛け、内部での活動がそのまま表出されるような透明感のある佇まいを提案しました。