街と一体になる建築

セキショウ水戸オフィス

第26回茨城建築文化賞茨城新聞社賞
2012年まちづくりグリーンリボン賞
平成25年度日事連建築賞奨励賞

街と調和し美しい街並みを形成する建物づくり

関彰商事株式会社の県央地区における営業拠点として新設されたオフィスビル。 茨城県庁を間近に臨む県の中心地という立地条件を踏まえ、経済性とデザインを両立させながら。『街と調和し、美しい街並みを形成する建物づくり』を心がけた。

土地利用計画・配置について

街並みとの連続性や調和に配慮して、施設前面に半公共空間を提供すると共に、大通りに対する景観形成を意識した。大通りに平行に、車寄せを兼ねたオーニングを設け、南側隣地の店舗から、北側隣地の店舗まで、街並みの連続性が途切れないよう意識した。また駐車スペースは全て敷地裏側へ設け、大通りからの意識を外した。

人と人との心が通う空間

そこで働く人々、お客様、地域の人々との心のつながりを育むような空間づくりを心掛けた。そこで働く人々、お客様、地域の人々と

の心のつながりを育むような空間づくりを心掛けた。1階の大通りに面した位置へ、開放的なガラス張りライブオフィスを配置し、地域に対して様々な情報を発信する共に、街との接点として機能する。2F、3F各階には、リフレッシュスペースやミーティングスペース等を設け、働く人同士の交流が自然に生まれるような空間づくりを心掛けた。

地域と建物とが融合する空間デザイン

建物のデザインについては、外観的なものだけに留まらず、機能と経済性を両立しながら、地域と建物とが融合する空間デザインを心掛けた。建物の特徴である大庇は、街並みとの連続性を意識して通りに対して開放的に設け、この庇の下でオフィスと地域との交流が生まれるような仕掛けとした。外壁に使用したオレンジ色は、クライアントのイメージカラーであると共に、情熱と若々しさを表現したもので、建物のワンポイントとして印象的な外観を形成している。

街との接点としての機能

街との接点としての機能

イメージカラーのオレンジがアクセントに

イメージカラーのオレンジがアクセントに

配置図

構造のポイント  - 地域と共に育まれる環境にやさしい空間

エントランスホールは2層吹き抜けの空間とし、そこでは茨城県出身の彫刻家である一色邦彦氏の彫刻が展示され、建物の顔を構成すると共に、地域に対して文化の発信を行う。 建物北側のデッキはイベント時には地域開放を行い、ライブオフィス・デッキ・ポケットパークと一体的な活用が可能。また、環境対策に取り組む会社の姿勢を示すために、太陽光パネルでの発電状況をエントランスホールで案内したり、トップライトから積極的に自然光を取り入れる等、建物には様々な環境対策がなされている。「地域に育てられ、地域にご奉仕する」というクライアントの企業理念を具現化するべく、地域と共に育まれる環境にやさしい空間づくりを心がけた。

落ち着いた趣の応接室

落ち着いた趣の応接室

県庁を望むテラス

県庁を望むテラス

県庁を望むリフレッシュスペース

県庁を望むリフレッシュスペース

街行く人を癒すポケットパーク

街行く人を癒すポケットパーク

街との接点となるライブオフィス

街との接点となるライブオフィス

彫刻が来客者を見下ろすエントランス

彫刻が来客者を見下ろすエントランス

地域開放も可能なデッキ

地域開放も可能なデッキ

ポケットパークとライブオフィスが街との接点として機能する

ポケットパークとライブオフィスが街との接点として機能する

東側立面

東側立面

設計情報

セキショウ水戸オフィス

建築面積:679.61㎡
延床面積:1,394.22㎡

階数:地上3階
主体構造:鉄骨造

外部仕上げ

屋根:断熱シート防水
外壁:2.0アルミパネル加工
開口部:アルミカーテンウォール・アルミサッシ

内部仕上げ

床:2.5御影石(バーナー仕上げ)
  タイルカーペット
壁:不燃化粧木板目透張
  ビニールクロス
天井: 石コウボード張